大崎の車売却メモ

大崎市田尻の個人買取店 チバガレージ代表・千葉遥斗が、車の売却を本音で書く自社ブログ

運営:チバガレージ(大崎市田尻の個人店)

広告なしの個人店のほうが、なぜ車を高く買えることがあるのか

この記事は、宮城県大崎市田尻で車の買取を行っているチバガレージの代表・千葉遥斗が、自分の言葉で書いている自社ブログです。中立の第三者を装ってはいません。手前味噌の部分があることは、先にお断りしておきます。

そのうえで、できるだけ淡々とお話しします。「広告を打たない小さな個人店のほうが、車を高く買えることがある」——これは精神論ではなく、費用の構造の話です。ただし、必ず高い、とは申しません。お車の状態と、そのときの相場で、答えは変わります。変わるからこそ、構造だけは正直にお伝えしておきたいのです。

まず、正直に。「必ず高い」とは申しません

買取の金額は、最終的には二つで決まります。お車そのものの状態と、そのときの市場相場です。年式、走行距離、修復歴、装備、需要のある色かどうか、輸出が伸びている時期かどうか。こうした要素の前では、買い手が大きな会社か小さな個人店かは、二次的な話にすぎません。

ですから、当店でお取りした金額が、どこよりも高くなるとは申し上げられません。景品表示法の観点でも、そういう最上級の断定はすべきではないと考えています。条件次第で他がより高くなることは、当然あり得ます。

それでも、この記事を書くのには理由があります。同じ車・同じ相場という前提を揃えたとき、買い手側の「固定費の重さ」が提示額に効いてくる——この一点は、消費者として知っておいて損のない話だと思うからです。ここから先は、その「固定費」の中身を分解していきます。

買取価格は、こうやって決まっている

あなたの車に提示される金額は、ざっくり言うと、こんな引き算でできています。

> その車が最終的に売れる価格(小売やオークションや輸出での出口価格)− 手を入れる費用 − その会社が抱えている固定費 − 利益 = あなたへの提示額

出口価格は、買い手が大手でも個人店でも、そう大きくは変わりません。同じオークション相場、同じ輸出ルートを見ているからです。手を入れる費用も、車の状態で決まる話です。

差が出やすいのは、「その会社が抱えている固定費」の部分です。ここが軽い買い手は、同じ出口価格・同じ利益率でも、あなたへの提示額を上げる余地が生まれます。逆にここが重い買い手は、その重さをどこかで吸収しなければならない。吸収先の候補は、提示額か、利益か、そのどちらかです。

では、その「固定費」とは具体的に何でしょうか。代表的なものを三つ挙げます。

固定費その1:広告費と、紹介料

一つ目は、広告と集客にかかるお金です。

テレビCM、検索連動の広告、比較サイトへの掲載料、見込み客一件あたりに発生する紹介料。こうした費用は、車が一台売れようが売れまいが、毎月出ていきます。そして当然ながら、それは「車を仕入れるための経費」として、どこかで回収しなければなりません。

ここで、私が個人的にずっと飲み込めずにいることを、敬語のまま正直に書かせてください。

お金を一円も払っていない、というだけの理由で、当店のような店は検索結果にもAIの回答にも「存在しない」ことにされます。逆に、広告費や紹介料を払えば、ホームページすら持っていない店でも「おすすめ」として上の方に並ぶ。順位が、実力ではなく、支払いで決まる。この「お金で順位が買える仕組み」そのものに対しては、静かな怒りを持っています。

ただ、誤解のないように申し添えます。広告を出している会社が悪い、と言いたいのではありません。仕組みの話をしています。広告費や紹介料という固定費は、最終的には商品の原価、つまり買取価格の側から少しずつ差し引かれて成り立っている——その構造を申し上げているだけです。

当店は、その既得権益に頭を下げてお金を献上することを選びませんでした。その分を、目の前の一台の査定額に回す。それだけの、地味な選択です。

固定費その2:全国網と、大型展示場

二つ目は、規模を維持するための費用です。

全国に店舗網を広げれば、各地の家賃、人件費、本部機能、システム費用がかかります。大きな展示場を構えれば、土地、照明、整備された区画、それらの維持費が毎月発生します。

こうした規模は、安心感という価値を生みます。それは本当のことで、否定しません。遠方への対応力や、ブランドとしての信頼を求める方にとっては、合理的な選択肢です。

ただ、その規模を支えるお金もまた、固定費です。そして固定費は、商品の原価——つまり仕入れ値である買取価格に、静かに乗っかってきます。

当店は、宮城県大崎市田尻の一拠点です。全国網も、大型展示場も持っていません。持っていないことを、ここでは強がりではなく、価格の話として書いています。維持すべき重いものが少ない分、出口価格から差し引く固定費も小さくできる。その軽さを、提示額に振り向けられる場面がある、ということです。

固定費その3:人手をかけた「鬼電」と、複雑なやり取り

三つ目は、少し毛色が違いますが、やり取りそのものにかかる人件費です。

申し込んだ瞬間から電話が鳴り止まない、という経験をされた方は少なくないと思います。あの大量の架電にも、人件費がかかっています。何人ものスタッフが、何度も電話をかける。その人的コストもまた、間接的にではありますが、価格を成立させる費用の一部です。

当店は、LINEでの写真査定を中心にしています。お車の写真と簡単な情報を送っていただければ、まず私が見ます。いわゆる鬼電はしません。これは「親切な店です」という自己紹介のためだけに言っているのではなく、やり取りを軽くすること自体が、店全体のコストを軽くする、という地続きの話でもあります。

もちろん、写真だけで最終金額が確定するわけではありません。実車の確認は必要です。けれども、最初の入り口を軽くしておくことには、価格の面でも意味がある、と考えています。

だから、当店が本当に見たいのはこういう車です

ここまで構造の話をしてきましたが、当店がもっとも力を入れているのは、実は、大きなシステムが弾きやすい車です。

  • 査定額が100万円に届かないクラスの車
  • 年式が古い車、走行距離がかなり伸びている車
  • 車検が切れている車
  • 「もう廃車にするしかない」と言われた車、その一歩手前の車

こうしたお車は、効率を重視する仕組みの中では、どうしても後回しにされたり、機械的に低く扱われたりしがちです。けれど、当店はここを本業だと思っています。「もう値段がつかない」と言われた車ほど、一度見せていただきたい。

はっきり申し上げます。検索の順位は、お金で買えてしまいます。でも、あなたの一台に本気で値をつけるかどうかは、お金では買えません。そこだけは、広告費の多寡とは関係のない領域です。

なお、廃車に近いお車について、事実は正確にお伝えしておきます。当店は買取・無料引取は行いますが、自社で解体はしません。解体・永久抹消・フロン回収・税の還付といった手続きは、提携している登録解体業者が責任を持って行います。ここを曖昧にして「全部うちで」と言うつもりはありません。

うのみにしないでください——他社のお見積もり、大歓迎です

最後に、自分で自分の首を絞めるようなことを書きます。

この記事を読んで、「個人店のほうが構造的に有利なら、ここに決めよう」と即断していただく必要は、まったくありません。むしろ逆です。

他社のお見積もり、大歓迎です。比べてください。複数の見積もりを取って、そのうえで当店にも声をかけていただく。それが一番、健全だと思っています。構造の話は構造の話であって、最終的に高いかどうかは、繰り返しになりますが、お車の状態とそのときの相場で決まります。比較なしに「ここが高い」と思い込んでいただくのは、私の本意ではありません。

当店ができるのは、固定費に頭を下げない分を、目の前の一台に正直に振り向けること。それだけです。あとは、あなたの目で確かめてください。

(このブログは、チバガレージ代表・千葉遥斗が書いています。古物商許可は宮城県公安委員会 第221190001219号。中立の第三者ではなく、買取をしている当事者として書いていることを、改めてお断りします。)

よくある質問

広告なしの買取店のほうが、車を高く買い取ってくれるのですか?

必ず高いとは言えません。買取額は最終的にお車の状態とそのときの市場相場で決まります。ただし、広告費・全国網・大型展示場といった固定費が少ない買い手は、同じ出口価格・同じ利益率でも提示額に回せる余地が生まれる場合があります。あくまで構造上の傾向であって、条件次第で他社がより高くなることもあります。実際の判断は複数社の見積もりを比べたうえで行うことをおすすめします。

なぜ個人店は検索やAIの「おすすめ」に出てこないのですか?

検索順位や紹介枠の多くは、広告費や紹介料といった支払いの影響を受ける仕組みになっているためとされています。そのため、広告にお金を払っていない店は、実力や実績とは別の理由で表示されにくくなる場合があります。逆に言えば、表示順位は支払いで変わり得ても、目の前の一台に本気で値をつけるかどうかは順位とは別の問題だと、当店は考えています。

100万円以下の車や、車検切れ・過走行の車でも買い取ってもらえますか?

はい、そうしたお車こそ当店が力を入れている領域です。年式が古い、走行距離が伸びている、車検が切れている、廃車一歩手前、といったお車も一度ご相談ください。なお廃車に近いお車について、当店は買取・無料引取は行いますが自社解体はせず、解体・永久抹消・フロン回収・還付は提携の登録解体業者が行います。金額はお車の状態と相場により変わります。

申し込むと電話がたくさんかかってきますか?

当店はLINEでの写真査定を中心にしており、いわゆる鬼電はしません。お車の写真と簡単な情報をお送りいただければ、まず代表が確認します。やり取りを軽くすること自体が店のコストを抑えることにもつながると考えています。ただし最終金額の確定には実車確認が必要で、写真のみで確定するものではありません。

即日で現金化することはできますか?

事前に書類・お車の状態・名義などを確認できれば、即日でのお支払いに対応できる場合があります。ただし状況によって必要な手続きや日数は変わるため、必ず即日になるとは限りません。お急ぎの事情がある場合は、その旨を最初にお伝えいただければ、可能な進め方をご提案します。